G内海“完璧”完封星!2つ減ったM14

 「巨人4‐0DeNA」(12日、東京ド)

 笑顔をくしゃくしゃにしてハイタッチを交わした。エース復権にふさわしい108球。今季2度目の完封を果たした巨人・内海は、お立ち台で「完璧だったのでは?」と問われ「だと思います!」と声を張り上げた。

 言葉通りの完封劇だった。三回から八回まで3人ずつでピシャリ。最速は139キロだったが「スピードガンにだまされないように」と丁寧にコーナーを突いた。無四球で被安打はわずかに4。抜群の制球力で三塁も踏ませなかった。

 重圧をはねのけた。前回登板の5日のヤクルト戦は6回途中4失点で敗戦投手となり、直前に広島を3タテした勢いを止めた。今回は阪神を3タテした直後の登板。「プレッシャーがかかったが、中継ぎのつもりで初心に帰って投げた」と安どの表情を見せた。

 初勝利まで2カ月かかり、6月からは1カ月半にわたり戦線離脱した。苦難の連続だったが、8月以降は4勝(2敗)。勝負どころで存在感を発揮し、原監督は「いい時期にいいピッチングができる」と目を細めた。

 2位・広島が敗れ、マジックは2つ減って14となった。左腕は「このまま突っ走っていきたいと思います!」と声をからした。自身の借金はまだ3つ残っている。それを完済した時、歓喜のゴールが待っている。

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