グリ弾でDe大脱出「この1勝デカイ」

 「巨人0‐3DeNA」(14日、東京ド)

 長い長いゼロ行進に終止符を打ったのは、キューバの至宝だった。0‐0で迎えた九回。DeNA先頭のグリエルが、青く染まった左翼席へ豪快なソロアーチを突き刺した。11日のヤクルト戦の五回以来、実に31イニングぶりの得点。チームの連敗生活も3で止めた。

 見逃せばボール球かという高めのカーブに、体はおのずと反応した。「(マシソンは)スピードのあるいい投手。基本的には真っすぐを待っていたが、変化球が高く浮いてきて、うまく打つことができた」

 一発を狙っていた。「長い間、得点が入っていなかった。本塁打を打てたらいいなと思っていた」。六回は空振り三振に倒れ、悔しさのあまりバットを投げつけたほどだった。そんな助っ人が、2桁アーチとなる節目の10号ソロで、チームを救った。中畑監督も「苦しいゲームは、ひと振りの野球の醍醐味(だいごみ)で決めてくれるのが理想だった」とうなずいた。

 豪快弾が飛び出すと、ツキも転がり込んだ。なおも2死満塁とすると、代打・後藤が止めたバットに当たった打球は右前にポトリ。ラッキーな2点適時打で追加点を挙げ、勝利を決定づけた。

 逆転CSへ正念場が続く中で、「この1勝はデカイ!やったね!」と指揮官。再び息を吹き返し、戦いへ臨む。

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