オリT岡田、平野恵に触発4年ぶり20号

 「日本ハム2‐7オリックス」(14日、札幌ド)

 逆転優勝への執念が、オリックス打線を再び奮い立たせた。五回まで0行進の重苦しい雰囲気を吹き飛ばしたのは、ベテランの一振りだった。

 六回、先頭の平野恵が右翼席へ、阪神時代の2012年以来となる1号ソロ。チーム16イニングぶりの得点に「前の打席まで仕事ができず、悔しさを持って打席に入った。起爆剤になってよかった」と執念をみせた。

 この一撃に触発され、T‐岡田にも9試合ぶりの一発が出た。2死一塁で右中間2ラン。最多本塁打のタイトルを取った10年以来の20号に「いい場面で打ててよかった。(平野)恵一さんが打ってくれて、嫌な雰囲気がなくなった」と会心の打撃を取り戻した。

 昨季は4本に終わり、崖っぷちを覚悟した今季。キレを取り戻すため6キロ減量するなど必死に取り組んだ。「去年はしんどい1年だった。それで今年はこういう1年になっていると思う」と、手応えらしきものもつかんでいる。

 森脇監督も「気持ちの強さが出た一発。恵一のも大きい」とたたえた。首位・ソフトバンクが敗れ、再び3・5ゲーム差。平野恵は「全部勝つ気でいく。目の前の敵をたたくだけ」と強い言葉を残した。望みをかなえるために、走り続けるしかない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス