オリ金子、逆転Vへ闘志…壊れてもいい
逆転優勝を狙うオリックスの投手陣は22日、西武4連戦(23日~・京セラ)に向け神戸サブで練習を行った。24日の先発が濃厚な金子千尋投手(30)は、一戦一戦にかける強い思いを口にした。
登板直前のピリピリした雰囲気の中で、秘めた闘志を言葉にした。「僕はその試合でケガして(選手生命が)終わってもいいとか、それくらいの気持ちでやっている」。今季の登板はあと2試合で、首位・ソフトバンクとは2・5ゲーム差。当然、その思いはいつも以上に強い。
「プロに入った時はそこまで考えていなかった」という。プロ10年目。実力でエースにのし上がる中で、徐々に芽生えてきたという。今季は優勝という目標が明確にある。必勝を期して、今季9勝1敗と抜群の相性を誇る京セラドームのマウンドに上がる。
23日に先発予定の西勇輝投手(23)は、気持ちを切り替えて臨む。16日にはソフトバンク戦(京セラ)に先発も、五回途中でKOされてマウンド上で悔し涙を流したが「この前のことはもういいんじゃないですかね。僕は前を向くだけです」と、吹っ切れた表情。涙くんさよなら。勝負の8連戦の初戦。チームに白星をもたらして、笑顔になる。