オリ金縛り!森脇監督抗議も判定覆らず
「オリックス0-2西武」(23日、京セラ)
またも首位との差を縮めることができなかった。オリックス打線は西武・岸から5安打しか打てず、今月5度目の完封負け。ソフトバンクとは4試合連続で勝敗が同じという“お付き合い状態”が続いている。森脇監督は「全て岸が支配した試合」と完敗を認めるしかなかった。
不運もあった。0‐1の三回1死一塁で、伊藤の中前への当たりを相手の中堅手・秋山がスライディングキャッチ。ただ、際どい打球で審判のアウトのジャッジが遅れ、一塁走者・駿太が帰塁しきれず併殺となった。
森脇監督はベンチを飛び出し、審判団にジャッジについて確認。しかし、判定が覆ることはなかった。駿太は「迷っちゃったので戻れなかった。併殺が一番いけない場面。僕のミス」と悔やんだ。
四回には1死一、三塁と同点の機会をつくったが、ペーニャは空振り三振。T‐岡田は初球を打ち上げて三飛に終わった。七回2死一、三塁では駿太が二ゴロ。打線は、最後まで金縛り状態だった。
勝てばマジック点灯の逆王手をかけるチャンスだっただけに手痛い敗戦となった。18年前のこの日は、前回のリーグ優勝が決まった日。当時の歓喜とは真逆の空気が球場内に充満していた。