ロッテ残った!角中が仕切り直し初球弾
「ロッテ9‐5日本ハム」(24日、QVC)
男・角中が魅せた。五回2死。右翼ポール際の大飛球はファウル。ビデオ判定後、仕切り直しの“初球”だった。カウント1‐2から右中間へ、“正真正銘”のアーチを叩き込んだ。
改めてファウルを宣告され、落胆のどよめき冷めやらぬ中、角中はやってみせた。「ファウルから三振だったら恥ずかしいなと思ったんで。バットに当てようと思いました」。打ち直しで、文句なしのアーチ。「1発目の方が感触は良かったんですが。再開後は頭にはフォークを入れておいて、初球にも対応できるようにしていたので、うまく体が反応できました」と“ドヤ顔”で振り返った。
敗れればCS進出の可能性が完全消滅してする危機にあったが、鮮やかな一撃が勝利をもたらし、ロッテは土俵際で生き残った。角中は、「(CS出場の可能性は)限りなくゼロに近いですけど、ゼロではないので。全部勝つつもりで」と力強く誓った。