オリ金子、西のスクランブル登板はなし

 パ・リーグは2日、首位ソフトバンクと2位オリックスがヤフオクドームで激突する。ソフトバンクが勝てば3年ぶりのリーグ優勝が決まる。18年ぶりの優勝に望みをつなぎたいオリックスは勝てば優勝へのマジックナンバーが「1」で再点灯する。

 オリックスの森脇浩司監督(54)が2日のソフトバンク戦に向けて福岡に移動する前に仙台空港で取材に応じた。敗れれば相手の優勝が決まってしまう一戦だが、今季の快進撃を支えてきた金子、西のスクランブル登板については否定した。

 決戦を前にしても、指揮官の頭に奇策はなかった。「選手を守ることが監督の務め。主力に無理してもらわないといけないこともあるけど、むちゃをしてはいけない」。西は9月29日、金子は同30日の楽天戦に投げたばかり。チームの勝利もそうだが、選手の体調ももちろん大事だ。

 西の次戦は、中4日で4日・楽天戦が濃厚。金子はシーズン最終戦となる6日・楽天戦(いずれもコボスタ宮城)に中5日で回る見込みだ。ソフトバンク戦は絶対に負けられないが、勝ったとしても、後の試合を落としては同じこと。先発陣では松葉がベンチに入るが、あくまで両右腕と同様に今季の原動力になったリリーフ陣を信じる。

 指揮官が描いているのは、もちろん“優勝”の2文字だ。「ここまで来たらつかめるものはつかんでしまおう。仙台でそういう(優勝の)瞬間を迎えないと」。最後まで森脇野球を貫いて、栄冠を手にする。

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