「楽天０-６オリックス」（４日、コボスタ）

　大ブーイングは実らなかった。首位打者を狙う楽天・銀次が５打席連続で敬遠気味の四球。「勝負しろ！」という球場の大合唱にも、オリックス側は頑としてボール球を投げ続けた。銀次は「思った通りの打席でした」と、サバサバと振り返った。

　打席数を増やすため、１番での出場。だが第１打席から勝負は避けられた。星野監督は「これは向こうの作戦。計算してた」と、相手を責めることはなかった。

　５厘差。残り２試合。しかも６日もオリックス戦で、同様の状況が想定されるため、勝負は５日の日本ハム戦だ。「最後まで諦めない」と前を向く銀次。星野監督は「大谷は同郷（岩手県）のよしみで３本くらい打たせてくれるんじゃない？」とジョークも飛ばしたが、逆転首位打者には５打数４安打、４打数４安打以上が条件になる。