タカのファイナルS“開幕投手”は大隣だ!!
ソフトバンク・大隣憲司投手(29)が15日に開幕するCSファイナルSで初戦先発を任されることが5日、濃厚となった。国指定の難病を克服し復活を果たした左腕が、大事なマウンドを託される。
今季最終戦となった2日のオリックス戦では、6回無失点の好投。3年ぶりリーグ制覇に大きく貢献した。「どこで投げるにしても、しっかり準備をしてチームが勝てるように全力で頑張るだけです」。頼れる男はCSの舞台でも快投を誓う。
CSの先発ローテについて秋山監督は「状態の良いやつから」と説明した。3年連続でシーズン開幕投手を務めたエースの摂津は、シーズン終盤の2試合で計13失点。短期決戦では勢いがものをいうだけに、本調子とは言い難い摂津ではなく、今季登板9試合で防御率1・64と抜群の安定感を見せている大隣に「開幕投手」の白羽の矢が立ちそうだ。
CSファーストSを勝ち上がってくるチームにもよるが、現時点では2戦目の先発には同じく防御率1・87と安定している武田、3戦目からは摂津、中田、スタンリッジ、飯田と続く見込み。大隣らCSの先発候補は、8日からのみやざきフェニックス・リーグで調整登板を行い、決戦に備える。