ハム栗山采配ズバリ Vスクイズ&継投
「パCS第1S第1戦、オリックス3‐6日本ハム」(11日、京セラ)
会心の勝利だった。日本ハムはスクイズで決勝点をもぎ取り、継投策も的中。栗山監督は「こっちは何もしていない。選手がよくやってくれた」と謙遜気味に振り返ったが、表情は充実感に満ちていた。
同点の七回、1死一、三塁で、中島にセーフティースクイズを指示。見事に成功し「仕掛けないで点が入らないと、やられるパターン。何としてでも、と思った」。リードを奪った七回以降は宮西、クロッタ、増井とつなぎ逃げ切った。
パではプレーオフを含め、過去10度のファーストSでは、初戦白星のチームが90%の確率でファイナルSへ進出している。優位に立ったが、指揮官は「今日はたまたま。力の差はないから」と、気持ちを引き締めた。