12球団OKの安楽「即戦力」をアピール
23日に行われるドラフト会議の目玉候補、済美・安楽智大投手(3年)が11日、愛媛県松山市の済美球技場で練習を公開。9月2日に恩師・上甲正典監督(享年67)が死去後、初めて報道陣の取材に応じ、「即戦力」をアピールした。
軽いキャッチボールのあと、室内練習場のブルペンに入った安楽。捕手を立たせたまま30球、力強い直球を投げ込んだ。不安視される右肘については「違和感はまったくない」と断言。故障のためプロで通用するには時間がかるという見方に対しては「悔しい」と話し、「自分としては、即戦力で1年目からバンバンやってやるという気持ち」と1軍での活躍を誓った。
阪神などが1位候補に挙げ、複数球団競合の可能性もある。安楽は「指名していただけるなら、どこでも」と12球団OKを明言。プロでの目標として「20年活躍したい」と語り、「将来はメジャーに挑戦したいという思いもある」と明かした。
済美入学時、上甲監督と約束した「ドラフト1位」。157キロ右腕は「監督さんの夢も背負っている。1巡目で名前を呼んでいただけるように、信じて10月23日を待ちたい」と力を込めた。