G内海 初戦トラ退治に自信「大丈夫」
15日から始まるCSファイナルS初戦の先発が濃厚な巨人・内海哲也投手(32)が13日、虎狩りに闘志を燃やした。川崎市のジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。「自分の投球ができれば大丈夫じゃないかと思う」と自信を口にした。
この日の投手練習は、内海と16日の第2戦の先発が有力視される沢村の2人で行い、約1時間半、室内練習場を閉め切って調整した。その場にいた選手にも、練習内容について“かん口令”が敷かれるほどの厳戒態勢で、報道陣をかく乱した。
川口投手総合コーチがノーコメントを貫くなどピリピリムードが漂う中、本人は笑顔だった。練習を終え、無数のフラッシュを浴びると「(公開できずに)申し訳ございませんでした」とニヤリ。「集中できたか?」との問いには「しっかり集中できました。見せてあげたかったぐらいです」と声を弾ませた。
初勝利まで約2カ月かかるなど苦しんだ前半戦とは逆に、8月以降は6勝と復調。阪神戦は今季0勝1敗で防御率5・54と打ち込まれているものの「そんなに投げていないので」と意に介していない。もともとは通算21勝の虎キラー。昨季のCSファイナルSでも“開幕”を務めたエースが、大舞台でその力を発揮する。