関大39季ぶりV!立命大が敗れて決定
「関西学生野球、同大3-2立命大」(16日、わかさ)
全日程が終了。最終戦で同大が立命大に逆転勝ちしたことにより、前日に8勝4敗、勝ち点4としていた関大が1995年春以来19年、39季ぶり34度目の優勝。同大が勝ち点1を挙げ、勝率で京大を上回り、京大の14年ぶり最下位脱出はならなかった。関大は42年ぶり4度目の神宮大会出場を目指し来月初旬の代表決定戦に出場。
立命大が同大に敗れ勝ち点3に終わった。関大ナインは歓喜の瞬間を、閉会式に備えるための三塁ベンチ脇で迎えた。前日、近大に競り勝って勝ち点を4としていた関大。リーグ戦MVPも獲得した江原祥太主将(4年・履正社)は「人生で一番いいシーズンになった」と、喜びを表現した。
今春、就任したばかりの早瀬万豊監督(56)は、19年ぶりという優勝に「OBとして早くしてほしいという気持ちで見てましたが、まさか私が」と驚き交じりに喜びを味わった。
神宮大会も見えてきたが、早瀬監督は「せっかくここまで来たからには、私も経験のない神宮でやらせてあげたい」と話し、選手にも「まだ通過点だ」と引き締めを求めた。