楽天、済美・安楽の1位指名検討
楽天が今年のドラフト会議で、済美・安楽智大投手(17)の1位指名を検討していることが17日、分かった。昨年の松井裕に続き今年も金の卵を狙う。
安楽は恵まれた体格から、最速157キロの直球を武器とする怪物右腕。投球過多が影響したのか、高校2年生の秋に右肘の違和感を訴え、3年では甲子園出場はならなかった。それでも安楽自身は「肘のけがで将来性(は大丈夫か)と言われるが、即戦力で1年目からばんばんやってやるという気持ち」と、不安は感じていない。
球団関係者は「常に3年先を見据えながらのチームづくり」とチーム方針を明かす。話題性、将来性、即戦力の可能性が全て詰まった安楽はまさにうってつけの存在。楽天では田中(現ヤンキース)、釜田、松井裕と、高卒選手が1年目から先発ローテを勝ち取る例も珍しくない。
複数球団と競合が予想されるが、そこは立花球団社長の腕の見せどころ。12年の森、昨年の松井裕と、2年連続で引き当てたゴッドハンドに期待がかかる。