原G醜態あぁ4連敗…0勝で日本S逃す
「セCSファイナルS第4戦、巨人4-8阪神」(18日、東京ド)
リーグ王者が、醜態をさらした。巨人はレギュラーシーズンで7ゲーム差をつけた宿敵に衝撃的な4連敗。悲願の日本一奪回の目標は“第一関門”で見るも無残な形で砕け散った。
「1試合1試合、死力を尽くして全力で戦ってきましたけど、力及ばず、というところで、こういう結果になった」。原監督は悔しさを押し殺し、あえて淡々とした口調で振り返った。
土俵際に追い込まれていた。試合前には選手に「長丁場になるぜ」とゲキを飛ばした。打線も組み替えたが、カンフル剤にはならなかった。「敗軍の将、何とかというやつでね」と用兵については多くは語らなかった。
阪神との力の差を比較すると、きりがないが、象徴的なのは4番打者の差だろう。4試合で8打点のゴメスに対して、阿部は2打点。短期決戦で戦力の差が如実に表れた。
指揮官は「投打のバランスという点でタイガースが上回った。わが軍は、投打のバランスという部分でうまくかみ合わなかった」と相手との差を語った。
球団史上、リーグ優勝し日本シリーズに出場できなかったのは、中日とのCS第2ステージで3連敗(当時は1勝のアドバンテージなし)した07年以来、2度目。この屈辱をバネにして来季に挑むしかない。