ハム救う!大谷ファイナルSでも二刀流

 「パCSファイナルS第4戦、ソフトバンク5-2日本ハム」(18日、ヤフオク)

 後がなくなった。日本ハム・栗山監督はチームの命運を大谷に託した。「2つ取ればこうなると思って。イメージどおりだよ。翔平がどういう投球をするか本当に楽しみ」。ファイナルSで2勝したことで、二刀流に先発機会が巡ってきた第5戦。ここまでチームを救ってきた右腕の好投に期待した。

 追い込まれはしたが、ここまでは思い描く通りのゲームプランができている。ファーストSに続いてファイナルSでも、大谷を投打両面で戦力とすることを考えていた。

 「(戦力を)出し惜しみしたくなくなった」と栗山監督。第1、2、3戦は野手で起用。この日は翌日の先発のためベンチから外し大一番に備えさせた。再び投打で起用できることを「成長につながる」と喜んだ。

 崖っぷちの状況下で先発する大谷はこの日、キャッチボールとブルペンで約40球の投げ込みを行い、試合中に宿舎へと引き揚げた。ファーストS初戦の先発後に、ファイナル5戦目の先発を告げられたという。16日の野手出場から中1日での先発は初めての試みとなるが、「そんなに気にしていない。大事な試合ですので、なんとか長いイニングを投げられるように頑張りたい」と力を込めた。

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