谷繁監督 鈴木翔に厳命「常時140キロ」
中日・谷繁元信選手兼任監督(43)が18日、「みやざきフェニックス・リーグ」の日本ハム-中日戦を視察。先発したドラフト1位・鈴木翔太投手(19)に対し、常時140キロ超えを厳命した。試合後には自ら捕手を務めて、約30球の居残りブルペンを課した。
この日の鈴木翔のMAXは137キロ。平均すると直球が131、2キロだった。打順が2回り目に突入した三回にその直球を痛打され、このイニングだけで6安打の集中打を浴び3失点。課題が浮き彫りになった。
「もう少しストレートの走りが出てきてほしい。どこに原因があるのか、肩の力なのか、投げ方なのか。そのへんを見つけないとね。常時140キロを超えてくれば、持ち味は出てくる」
試合後には、ブルペンで鈴木翔の投球を自ら受けながら、腕の位置などを細かくアドバイスを送った。バイタリティーあふれる43歳の青年監督が、投手陣の底上げに向け全精力を尽くす。