大谷第6戦出場志願も栗山監督「外す」
「パCSファイナルS第5戦、ソフトバンク4-6日本ハム」(19日、ヤフオク)
最低限の仕事を果たした。日本ハム先発の大谷は二回に死球を挟んで4長短打を浴び、4失点。それでも、三回から軌道修正して0を並べる。7回を6安打4失点、12奪三振だった。
「甘いところに投げてしまう技術、力強いボールを投げられないところ。まだ足りないと思います」。
反省の言葉は二回の投球。「狙われてもファウルをとりにいける」はずの直球は本来の威力を欠き、狙い打ちされた。打者での出場から中1日での登板は初体験。万全ではなかった。それでも三回以降は変化球主体に切り替えて立ち直る。「こういうピッチングができたのは次につながる」と収穫を口にした。
あと1試合。「出る準備はできています。全力を出し切るつもりでいきたい」と打者に戻っての出場を志願する。だが、栗山監督は「あすは外します。これ以上、負担をかけられない」とベンチ入りさせない意向。何とかつなげたバトン。あとは仲間を信じるだけだ。