ソフトバンク大隣 中4日で圧投0封

 「パCSファイナルS第6戦、ソフトバンク4-1日本ハム」(20日、ヤフオク)

 うれしかった。緊張でこわばり続けていたソフトバンク・大隣の表情が、クシャクシャになった。7個目の「0」をスコアボードに並べてベンチへ戻り腰をかけると、秋山監督が歩み寄ってきた。

 「もういいだろ?代えるぞ?」。笑顔で肩をたたかれた。試合中に指揮官が選手のもとへ出向き声をかけたのは、監督生活6年間で初めて。口下手な秋山監督の、最大級の「賛辞」だった。

 監督を日本一で送り出す-。その強い思いで抑え続けた。122球の熱投でサヨナラ勝ちを呼び込んだ第1戦から中4日。四、五、六回と3度首脳陣に状態を確認されたが「まだ投げます」と即答。圧巻の99球で、ホームを踏ませなかった。

 試合後の勝利監督インタビュー。秋山監督に呼ばれ、大隣も一緒にお立ち台に登った。「いけるところまでと思っていたのに、まだいけます、まだいけますと言って投げてくれた」と、目頭を熱くした指揮官。大隣は「自分を成長させていただいた方。日本一になって監督を送り出したい」とあらためて誓った。

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