開幕濃厚スタンリッジ、古巣斬り闘志
日本シリーズ第1戦(25日・甲子園)の先発が有力視されるソフトバンクのジェイソン・スタンリッジ投手(35)が21日、古巣斬りへ闘志を燃やした。甲子園は今年6月9日に今季チーム第1号の完封勝利をマークするなど勝手知ったる“庭”。そのときに投げ勝ったメッセンジャーとの“再戦”が予想される「開幕戦」を制し、3年ぶりの日本一へ勢いをつける。
敵地甲子園での経験値はスタンリッジが群を抜いている。これまで計45試合に登板し、15勝15敗。敵地の大ファンにも動じることはないだろう。
「阪神と戦えることが本当にうれしい」。自身初の頂上決戦は、昨季まで4年間所属した猛虎との運命的な対決。日本シリーズで外国人投手が先発すれば、球団では南海時代に阪神と戦った1964年のスタンカ以来となる。
スタンリッジは「僕はもうホークスの選手。阪神ファンは僕を応援してくれていたけど、今はホークスファンのためだけに頑張るよ」と気合十分だ。