天理が“夏の覇者”大阪桐蔭を撃破
「高校野球・秋季近畿大会準々決勝、天理3-2大阪桐蔭」(26日、わかさ)
近畿大会は準々決勝残り3試合が行われ、天理(奈良)が今年、公式戦負けなしの大阪桐蔭を破った。奈良大付は箕島(和歌山)にサヨナラ勝ちで初の4強入り。龍谷大平安(京都)は4点差を逆転して北大津(滋賀)を下し、それぞれ準決勝に進んだ。
天理が接戦を制し、今春から公式戦32連勝中の大阪桐蔭に土を付けた。殊勲は1年生左腕の森浦大輔投手だ。MAX136キロの直球で「どんどん押していった」という強気が奏功。さらに「自信がある」という右打者の膝元へのスライダーも面白いように決まった。
今夏の奈良大会決勝で先発も初回に4失点KO。以来「ネットスローなどを採り入れて、球の切れを出すことに重点を置いた」という練習が、試合での成果に結びつき、大阪桐蔭の強力打線を8安打2点に抑えた。
主力に故障者を抱え、ナインは「仲間をセンバツに絶対連れて行く」(3打点の川崎)という思いで、ベスト4にこぎ着けた。橋本監督は「ベストゲーム」と手放しでナインを褒め上げた。