明大踏ん張った!まだまだVあきらめん

 「東京六大学野球、明大4-1立大」(27日、神宮)

 明大が4-1で立大を破って、立大の15年ぶりの優勝に待ったをかけた。代打の竹村春樹内野手(1年・浦和学院)が二回に勝ち越し打を放ち、三回からリリーフした斉藤大将投手(1年・桐蔭学園)が無失点で投げきった。立大が28日の4回戦で勝てば優勝なのは変わらないが、明大が勝てば立大の優勝はなくなり、次週の早慶戦の結果しだいで優勝が決まる。

 王手をかけられてから△○。明大は土俵際で踏ん張って、勝負を4回戦に持ち込んだ。立大の前に立ちはだかったのは1年生左腕の斉藤だ。逆転した直後の三回から大学では最長となる7回を無失点。「プレッシャーはありましたが、負けたら終わりとは考えずに絶対に勝てると思って投げました。ゼロで抑えられてよかった」

 善波達也監督(52)の采配がはまった。二回に坂本の三塁打で追いつくと、先発・柳の代打に1年の竹村。「(沢田圭は)防御率が1点を超えないピッチャー。攻めるところは攻めないと…。初めから八回、九回のつもりで戦いました」。その竹村が勝ち越し打。勝負勘がさえた。

 立大を退けても、優勝の可能性は残せるだけで早慶戦の結果待ち。まずは立大との最終戦をもぎとる。

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