松田が決めた!リーグ戦Vに続き殊勲打
「日本シリーズ・第5戦、ソフトバンク1-0阪神」(30日、ヤフオク)
鷹党の願いを乗せた白球が、二遊間を抜けた。0-0の八回2死一、三塁。ソフトバンクの松田がメッセンジャーの148キロを仕留め、値千金の中前適時打。「ここで決めたいという思いだった。打った瞬間、うれしかった」。選手会長の一打が、日本一を引き寄せた。
ファン、仲間、そして秋山監督の期待を裏切らなかった。リーグ優勝を決めた10月2日のオリックス戦でも、延長十回にサヨナラ打。日本シリーズは本調子ではなかったが、ここ一番での集中力、勝負強さが光った。
指揮官は「意外性のマッチ(松田)。決めるところで決めてくれた」と感謝。松田は「監督を日本一の男にしたいという気持ちでやってきた。誇りに思います」と胸を張った。