選手谷繁4千万減「引退近づいている」
中日の谷繁元信選手兼任監督(43)が1日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、選手として4000万減の9000万円で、4年契約の2年目となる監督としては1億円でサインした。
ユニホーム姿で会見した谷繁兼任監督は「個人としては現実問題、引退が近づいている。悔いの残らないような、少しでも(選手たちに)伝えていきながら、やっていきたい」とあらためて誓った。
今季は19年ぶりに100試合に到達しない91試合の出場で、打率も22年ぶりの1割台となる・195。5月の左太もも裏痛、7月の背筋痛が原因だった。
選手としてのダウン提示に反論の余地はない。「来年45(歳)になる自分がまだこれだけ給料をもらえること自体ありがたいこと」。落合GMとの約1時間の話し合いは、大半が監督としてのもの。「これからどうチームをつくっていくかという話が多かった」と説明した。
球団が獲得に向けて調査していた西武・炭谷の残留がこの日、決まった。谷繁兼任監督には、来季も捕手として大きな期待がかかる。また野村克也(南海など)が持つ史上最多3017試合出場まで、あと26試合に迫っている。「抜きます。抜けるように頑張ります」。来季も監督、捕手でフル回転する。