中日に冬再び…岩瀬が和田が大減俸
中日・岩瀬仁紀投手(39)が4日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉し、7000万減の3億円でサイン。8月に左肘痛で離脱した守護神は背水の1年に向けて悲壮感を漂わせた。また、和田一浩外野手(42)も5000万減の2億円でサインした。
7000万円の大減俸といっても3億円はおそらくチームトップ。球団からの大きな責任と大きな期待を感じた岩瀬は守護神復権を誓った。
「まだ期待してくれている。もう1度、やり返せるように頑張るしかない。決意というか、やらなきゃ(現役が)終わり。そこ(抑え)しかやる道はないですから」
約40分もの交渉時間のほとんどは落合GMからの激励だった。今季は400セーブこそ達成したものの、20セーブ止まり。8月に離脱すると、復帰できずに今季を終えた。34試合は入団16年目で初の50試合登板とならず、防御率3・52は自己ワースト。不本意な1年だったが気持ちは折れていない。
「まずは肘を治して強化していくしかない。7、80(%)は回復している。とにかく1年間やる。そうすれば結果はついてくる」。500セーブまで残り98。10日に40歳になる鉄腕は簡単に現役生活に幕を閉じるつもりはない。