中畑De今秋は“脱・地獄キャンプ”
DeNAの中畑清監督(60)が脱・地獄キャンプをテーマに掲げた。5日、秋季キャンプ地の鹿児島県奄美大島入り。「過去2年に関しては限界にトライしていく地獄のキャンプだった。今回は早いうちに実戦練習を取り入れる」と宣言した。
「これまでは走り込め、投げ込め、打ち込めの“三込め”だったけど、“コメコメクラブ”にはしない」と笑う。基本に終始した過去2年から脱却。狙いは一段上のキャンプ。「スローガンは『己を知れ』。やっとそういう言葉を使えるチームになった」と話した。
チームの失策数は12球団で唯一3桁となる116。攻守に数字に出ないミスも多かった。実戦形式を取り入れる狙いを「自分の能力がどのレベルにいるのか、鍛錬するテーマを明確にして、来季につなげていきたい」と説明した。
過去2年のキャンプは外出禁止だったが、今回は禁止はしない。「出たけりゃ、出てみろ!練習量をこなして、遊ぶ元気があるかな?」。自主性を重んじた先に、成長を見据えた。