G和田恋 内野手→捕手!仰天コンバート

 巨人・原辰徳監督(56)が7日、異例のコンバートを敢行した。昨年ドラフト2位で高知高から入団した1年目の和田恋内野手(19)を捕手に挑戦させることを決めた。

 川崎市のジャイアンツ球場での秋季練習。指揮官はおもむろに、温めてきたプランを披露した。「コンバートではない」と前置きしつつも「今日から適性を見る中でキャッチャーの練習をします」。三塁手の和田にとってはアマ時代から人生初の捕手トライとなる。

 指揮官は用意周到だった。事前に岡崎2軍監督、原沢球団代表と構想を煮詰めてきた。「長所を伸ばし、短所を補う」。和田は三塁の守備に難はあるが、強肩と打力を生かさせたい。かつて坂本がつけた背番号「61」を背負う未完の大器の“配置転換”につなげた。

 チームでは、阿部を来季から一塁に完全コンバートし、今回のコンバートは第2弾だ。阿部も、もともと三塁手で高校時代に捕手に転向した経緯がある。指揮官から通達された和田は「びっくりしました」と驚いたものの、この日早速、レガーズとプロテクターを装着して練習した。

 原監督は今月の秋季練習中に適性を見極める方針。現在は2軍だが1軍に合流させることも検討。「ゼロからのスタート。レッツ・ビギン」と無限の可能性を秘めた若武者に期待する。

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