大谷 メジャー軍団相手に剛球で腕試し

 野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーが8日、12日に開幕する日米野球に向けて福岡県内のホテルに集結した。小久保裕紀監督(43)は、選手を前にあらためて勝ちにいくことを宣言。日本ハム・大谷翔平投手(20)は160キロを超える速球を武器に、メジャーリーガーに挑む決意を口にした。

 屈強なメジャーリーガーに挑む侍戦士が、福岡に集結した。初の侍ジャパン入りとなった大谷は引き締まった表情で「数年前は想像もつかない場所に立っている。無駄にすることなく、一戦一戦を大事にしたい」と抱負を述べた。ミーティングでは中央最前列に座り、真剣なまなざしで小久保監督の話に耳を傾けた。

 投打の二刀流ではなく、投手専念で臨む今大会。本場のパワーに対し、最速162キロの速球で真っ向勝負を挑む覚悟も示した。京セラドームで行われる第1戦は中継ぎ、札幌ドームで行われる第5戦では先発が予定されているが「自分の良さの中にストレート、スピードが入っていると思う。勝負できたら」と言葉に力を込めた。

 プロ入り前、一時は高校から直接メジャー入りすることを決断。日本ハムにドラフトで指名されて翻意したが、大谷にとってメジャー選手との対戦は、格好の“腕試し”となる。

 米国で練習を開始したメジャーリーガーの間でも、大谷への注目度が上昇中だ。大谷は対戦したい打者などの個人名は挙げなかったが、「代表なのでみんな素晴らしい選手だと思う。少しでもいい経験ができれば」。待ちに待った舞台で、20歳が輝きを放つ。

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