DeNA投手陣に“アウトロー指令”
DeNAの投手陣に“アウトロー指令”が下された。秋季奄美キャンプは8日、3日目に突入。投球練習の際に、全投手に直球を20球、右投手なら右打者の、左投手なら左打者の外角低めに決めることが義務づけられた。
川村投手コーチは説明する。「外角低めだけで抑えられるわけじゃないけど、そこからいろんなボールに派生していく。ここにいる投手はそこの精度が低い」。アウトローは生命線という、強い意識付けを促した。
「外角低めは体を使って、体重の一番かかるところで投げないといけない難しい球」と言う。ある投手は20球決まるまでに65球を擁したほど。今春のキャンプで久保は第1クール4日間全球アウトローに投球。その制球力はシーズンに生きた。
「アバウトなゾーンではゴメス、マートンは抑えられない」と同コーチ。“アウトロー”。訳せば“荒くれ者”だが、もちろん、ボールは荒れなくていい。