中田&内川“本番”前に居残り特打
日本代表の中田翔内野手(25)が11日、日米野球開幕(12日)を前に鳴尾浜での全体練習で志願の居残り特打を行い、汗を流した。
侍ジャパンの4番は状態を取り戻すために必死だ。10日の壮行試合では4打数無安打。この日は通常の打撃練習を終えた後、内川とともに、約30分間、打ち込んだ。特打の間は今季までチームメートで兄貴分の稲葉打撃コーチの助言を受けた。「いっぱい振りたかった。体のキレも出てきて徐々によくなっていったよ」と復調に兆しに笑顔をみせた。
打線のカギを握る4番の状態を心配する稲葉コーチは「今の翔には内川君のような柔らかさがない。力で打とうとしても飛ばない。バットをしならせるように」とアドバイス。その効果もあり、特打では39スイングで8本の柵越え。調子を取り戻しつつある主砲がMLB投手陣から豪快弾を放つ。