虎の北條止まらん!2安打で打率5割
「21Uワールドカップ・1次ラウンド、日本14-1ニカラグア」(11日、台湾)
投手陣のけん引役が横山なら、打線を引っ張るのは阪神・北條だ。今大会4試合で3度目のマルチ安打を放ち、2打点を記録。1次ラウンドで8打点を挙げたチーム打点王が、4連勝の立役者となった。
初回無死一塁は送りバント失敗で追い込まれた後、5球目を捉えて左前に運んだ。「安打は結果オーライ。2番の役割ができなかった。でも、短期決戦なのでベンチではミスしたら切り替えろ、と言われている」と、四回1死一、二塁は気持ちをリセット。高めの直球を引っ張って、左翼線へ2点二塁打を放った。
今大会は打率・500、1本塁打、8打点と絶好調だ。平田監督は自ら、得点源となっている若虎の名前を挙げて「2番に上げても(状態は)いいしなあ」と好調な牧原、鈴木とともに2次ラウンドのキーマンに挙げた。
阪神ではメジャー挑戦が濃厚な鳥谷の代役として期待される男は、日本代表にとっても欠かせぬ存在となっている。