藤浪16日先発!右手親指「大丈夫」
10日の日米野球壮行試合で右手親指に打球を受けた阪神・藤浪晋太郎投手(20)が12日、京セラドームでキャッチボールを再開し、当初の予定通り、日米野球第4戦(16日・東京ドーム)に先発することが決まった。
周囲の不安を一蹴するように、力強い球を投げた。大谷とのキャッチボールでは50~60メートルの距離で遠投も行い、患部の回復をアピールした。その後はダッシュを繰り返し、通常メニューを消化。藤浪は練習後、「大丈夫です」と言い切った。
次代のエース候補として期待する小久保監督も、胸をなで下ろした。「キャッチボールした後、藤浪投手と話をしました。本人も大丈夫と言うことで、予定通り第4戦に先発を考えています」と明言。鹿取投手コーチも「OK!大丈夫です」と次回先発へGOサインを出した。
藤浪は侍ジャパンの壮行試合となった10日のソフトバンク・日本ハム連合戦に先発。予定の2回を投げ、1安打無失点に抑えたが、最後の打者の打球を右手付近に受け、福岡市内の病院で打撲と診断されていた。
11日はTG連合チームの一員としてベンチ入り。試合後「しっかり勝負できるように、逃げずに自分の投球をしたいです」とMLB強打者との対戦を心待ちにしていた。