中田これぞ日本の4番弾!突き刺さった

 「日米野球・第3戦、日本4-0MLBオールスター」(15日、東京ド)

 日本代表が効果的な2発でMLBオールスターチームを倒し、日本代表のノーヒットノーラン達成に花を添えた。二回に坂本勇人内野手(25)=巨人=の左越え2ランで先制。三回は中田翔内野手(25)=日本ハム=が左翼席へリードを広げる2ランを放った。日本代表の日米野球での勝ち越しは24年ぶり。

 MLBオールスターチームを黙らせるほどの豪快な一発だ。4番・中田が強打者らの前で、日米野球初アーチをかっ飛ばした。「(今大会)勝ち越しを決める試合で、少しでもチームに貢献できた。よかった」と胸をなで下ろした。

 二回に鋭い弾道で左翼線二塁打を放ち、迎えた2打席目。2点リードの三回1死一塁。1ストライクからの2球目。ワールドシリーズでも先発したガスリーのツーシームを思い切り、引っ張った。打球は鋭い弾道で左翼席に突き刺さった。

 メジャーへの憧れを抱く日本の主砲。第1戦。MLBの打撃練習をベンチでじっくり観察した。軽々と柵越えを放っていたマリナーズの主砲に「カノすげえ~」とため息交じりに漏らした。その後、バットの交換を申し入れ、大事そうにバットを握った時は童心に帰ったような笑顔をみせていた。尊敬する選手の前でアーチを放ったことがうれしかった。

 第2戦まで8打数1安打と4番の重圧に苦しんだ。それでも小久保監督は「日本で一番遠くへ飛ばせる打者。4番は外さない」と言い続けていた。侍ジャパンの4番は「たかが1本打って満足していない」と気を引き締める。残り2試合もチーム、そして日本のファンが期待する本塁打を打ってみせる。

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