42年ぶりの関大 タイブレークに泣く
「明治神宮大会・大学の部準々決勝、創価大2-1関大」(16日、神宮)
創価大は延長十回タイブレークを制してサヨナラ勝ち。42年ぶり出場の関大は涙をのんだ。高校では、浦和学院と九州学院が勝ち上がった。
最後は、タイブレークで敗れた。1死満塁から創価大・正木に右越え適時打を浴びる惜敗。しかし、全国制覇を果たして以来42年ぶりに訪れた学生野球の聖地は、関大ナインに大きな力を与えた。
先発・石田光宏投手(3年・近江)は、1回戦で富士大にコールド勝ちした創価大打線を「丁寧にコースを突けば」と打たせて取る投球に徹して9回1失点のベストピッチだ。
野手陣も八回に先制打を放った右翼手・山口がフェンス際の大飛球を好捕、三塁手・西田も七回1死一塁から富里の高く弾むゴロに素早いプレーで併殺を完成させるなど、好守備を連発。
主将の江原翔太二塁手(4年)は、履正社の同級生、ヤクルト・山田と「同じところを守ってるんだな、と」と、神宮の感触を楽しんだ。その上で「まだまだ足りないところがある」と後輩にエールを送った。
好ゲームを演じた就任1年目の早瀬監督は「よくここまで来た。(来年が創部100年で)節目のきっかけをつくってくれました」と選手をねぎらっていた。