中日 今季3A30発のペゲロ獲得へ

 中日が、米大リーグ・ロイヤルズのカルロス・ペゲロ外野手(27)の獲得交渉を進めることが17日、分かった。ドミニカ共和国のウインターリーグ視察中の森繁和ヘッドコーチ(59)が今季ロイヤルズ傘下3Aで30本塁打を放った長打力にほれ込み、自らの目で確認した上で最上位候補にリストアップした。

 中日が獲得に乗り出すペゲロは今季ロイヤルズに所属。メジャーではわずか4試合で9打数2安打、打率・222に終わった。ただ傘下3Aでは104試合に出場して打率・266、30本塁打、76打点の好成績。盗塁も11を数え、外野の守備も俊敏だ。

 ドミニカ共和国の視察を終えた西山球団代表は「現地では、野手の1人の選手は見た。左右はこだわらない。阪神のゴメスのクラスを何とかとりたい」と断言。交渉に乗り出すペゲロは、まさにゴメス級の破壊力を秘めると言っても過言ではない。

 阪神・ゴメスは、13年にブルージェイズ傘下3Aで110試合に出場し、打率・249、29本塁打、73打点。ペゲロの今季の3Aでの成績は、それと比べても全く遜色ない。中日は今季リーグ最少のチーム87本塁打。一発の魅力を秘めるペゲロは、喉から手が出るほど欲しい選手だ。

 ただ獲得には障害もある。ペゲロはロイヤルズのロースター(支配下枠)に含まれており、保有権がロイヤルズにあることから、獲得には多額の移籍金が発生する。交渉が長期化する可能性も大だ。

 ただ中日にとって外国人補強は来季の戦いを大きく左右する最重要事項。慎重に獲得調査を進めていく構えだ。

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