仙台育英・平沢“柳田流”2安打2打点
「明治神宮大会・高校の部準決勝、仙台育英8-0九州学院」(17日、神宮)
仙台育英(東北)がプロ注目・平沢大河内野手(2年)の2安打2打点などで九州学院(九州)を七回コールドで退け、決勝進出を決めた。浦和学院(関東)は東海大菅生(東京)に逆転勝ちした。
仙台育英・平沢は176センチと決して大柄ではないが、DeNA・武居スカウトが「あれだけ振れるバッターはいない」とベタ褒めするスイング力を存分に発揮した。
初回に右前打で先制点のきっかけをつくると、五回1死二塁では一挙5得点の起点となる右中間三塁打で九州学院を圧倒した。
参考とするのはソフトバンクの柳田だ。「あのくらいスイングスピードがあればどんなボールにも対応できる」と日々、フルスイングに明け暮れているという。
佐々木監督は一昨年の明治神宮大会優勝の原動力となった上林(現ソフトバンク)を引き合いにだし「それに近い選手が散らばって、つなぐ意識を持っている」と、五回の平沢を含めた4連打を例に、強打をアピール。
決勝は昨夏の甲子園1回戦で激闘の末、11対10でサヨナラ勝ちした相手、浦和学院。「スタンドで見てました」という平沢は、「勝ちたい」とストレートな表現で“返り討ち”を予告した。