藤浪よ一発で決めろ!矢野Cから指令

 侍ジャパン・矢野燿大バッテリーコーチ(45)が19日、3年後の2017年・WBCを目指す阪神・藤浪晋太郎投手(20)へ、決め球の精度向上を求めた。藤浪は16日の日米野球で4回5安打4失点。矢野コーチは「打たれた方が勉強になる」と収穫を強調した上で、「(追い込んでから)決めるときは、一発で決めないといけない。藤浪の場合、投げてみないと分からないから」と指摘した。

 投手有利のカウントから打者にファウルなどで粘らせず、1球で仕留める。そうなれば無駄な球が減り、球数は少なくなる。投球にリズムも生まれる。「ゴロを打たせて球数を減らすのではなく、空振りや三振を奪える投手になってほしい。スケールの大きい投手になってほしいね」と期待を込めた。

 「この時期に日本代表の雰囲気を味わえたことは、これからの野球人生を考えても良かったと思うよ」と矢野コーチ。3年後へさらなる成長を願っていた。

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