中日・大島怒りの保留 落合GM体制初
中日・大島洋平外野手(29)が22日、名古屋市内の「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、5年目で初めて保留した。1775万増の7400万円提示に納得できず、年俸調停も辞さない構えだ。
落合GM体制で初の保留者となった。約1時間の交渉を終えた大島の表情は怒りに満ちていた。「納得いかないので考えさせてくださいと。3年連続で規定打席をクリアして、球団最多安打(186安打)にも並んだ」。
昨季は7500万円から野球協約の減額制度(1億円以下は25%)いっぱいまで下げられた。「今年は取り返すつもりでやった」と言うが、最低ラインだった昨季の減額分も取り戻せなかった。
今季は141試合に出場し、打率・318、28盗塁。2年ぶりにゴールデングラブも受賞したが、「GMからは『守備範囲が狭くなった。おまえの守備じゃ、オレは使えない』と言われました。確かに、捕らなきゃいけないボールもあった」と言う。「納得できるまで話し合いたい。調停の覚悟もあります」と大島。不退転の決意で越年も覚悟している。