ハム栗山監督、大谷に投打の理想掲げる
日本ハム・栗山英樹監督(53)は23日、来季で二刀流3年目を迎える大谷翔平投手(20)に対し、投手として「ノーラン・ライアン」、野手として「松井秀喜」を理想に掲げ、投打にさらなるスケールアップを求めた。
今季、日本球界初の10勝&10本塁打を成し遂げた大谷。だが指揮官は、「翔平の能力からしたらこんなもんじゃない」と言う。
理想の投手像について「ライアンかなあ。出てきたら相手が諦めるくらいのピッチャーになってほしい」と述べ、野手としては「松井秀喜。どこにでも放り込める雰囲気。究極の姿はそこ」。メジャー歴代1位の通算5714奪三振を誇る剛腕と、日米通算507本塁打の長距離砲の名前を挙げた。
今季、先発ローテを1年間守った大谷。野手としては規定打席に達しなかったが、来季はより出場機会を増やすプランを立てている。「本当の意味で投手と野手を整備させていく。チームが勝つためにも」と栗山監督。3年ぶりの覇権奪回へ向けて、大谷が投打でスーパースターになることを願っている。