日本ハムの中田翔内野手（２５）が２９日、１２月上旬に行われる契約更改交渉で、今年俸１億５０００万円からの２億円突破を攻防ラインに設定した。

　プロ初の大台２億円到達へ鼻息が荒い。今季は１４４試合フル出場。自己最多１００打点を挙げ、初の打撃タイトルとなる打点王を獲得。主砲としての役目を務めあげたからこそ、理想の金額を提示をされるまで判を押さないつもりだ。「納得するような言葉はもらいたいですね。そこ（２億円）を目指して契約していくわけですから」と言い切った。

　４番として自己最多２８本塁打を放った昨季は１億円プレーヤーの仲間入り。７年目での２億円到達となると、日本ハムの高卒野手では史上最速。さらに、チーム最高年俸になることは確実となる。

　交渉の席では年俸以外のことも主張する。「チームのためになることは提案していきたい」と中田。チームの顔として強気に臨む。