G内海、菅野から開幕投手奪い返す!
巨人・内海哲也投手(32)が11月30日、都内の児童養護施設を訪れ、来季3年ぶりの開幕投手奪還を誓った。7勝(9敗)に終わった今季を「しょうもないシーズン。給料泥棒だった」と自らを責めた。「この悔しさを糧に、開幕投手を目指して調整していきたい」と言葉に力を込めた。
今季開幕を務めた菅野はチームトップの12勝でセのMVP。来季も開幕の最有力で、奪うのは容易ではない。「難しいかもしれないが、先発として勝負する以上はそこを目指す。そういう思いがなくなったら、僕自身終わりだと思っている」。厳しいのは百も承知。それでも勝負への思いは衰えていない。
オフはフォームの土台作りに専念する。「今季はフォームの感覚にズレがあった」と振り返る。理想とするのは最多勝を獲得した11、12年のフォーム。「年齢とともに体も硬くなってくる。柔軟のトレーニングを取り入れながら」とじっくりと取り組んでいく。
この日は子どもたちに今季の投球イニング数(144回2/3)と同じ144個のランドセルを手渡した。故障離脱の影響もあり昨季の160個から大幅減。「年々少なくならないように。目標は200個」と自身初の200イニング登板も目標に掲げた。辛酸をなめた左腕が逆襲に転じる。