楽天・則本に異例の3年3億以上提示へ

 楽天が則本昂大投手(23)に対し、3日に行われる契約更改交渉で、3年3億円以上の複数年契約を提示することが2日、分かった。大エースだった田中将でも到達できなかった、3年目で1億の大台も突破する。交渉で則本本人が単年か複数年かを選択する。

 2年目を終えたばかりの、FA権が絡まない選手に複数年契約を用意するのは極めて異例。則本はルーキーだった昨年、15勝を挙げ新人王を獲得。今季もチーム最多の14勝をマークするなど、確かな成績を残した。球団にとって複数年契約は、選手が故障するリスクはある。だがそれ以上に、則本に対しての信頼と期待がある。

 年俸は今季の6000万円から大幅アップし、1億円を超えることが確実。3年目での大台到達は、球団では田中将(現ヤンキース)でもなし得なかった“スピード出世”だ。球界でも、3年目の年俸が1億円以上となったのは巨人・高橋由、西武・松坂、日本ハム・マイケル中村、そして今年契約を更改した巨人・菅野の4人だけ。プロ野球史上5人目の“快挙”だ。

 11月の日米野球では、MLBオールスターを相手に5回無安打無失点と完璧な投球を披露し、将来の日本のエースになる可能性も見せた。当然、単年契約を選ぶ可能性もあるが、異例の条件提示を受ける右腕の決断が注目される。

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