球界初!楽天がリトルシニアを設立へ
楽天は7日、新たに中学生年代のチーム「東北楽天リトルシニア」を設立し、一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会の東北連盟に加盟することが承認されたと発表した。球団によると、日本のプロ球団が中学生年代のチームを保有するのは初めて。23日にセレクションを行い、来年1月に発足式を行う予定だ。
来季、プロ野球参入11シーズン目を迎える楽天が、新たな試みを実施する。日本の球団では初となる中学生年代チームの設立。23日に新中学1年生が対象のセレクションを行い、来年1月に発足式を行う予定。初年度は20人を募集し、以降は10人ずつ募っていく。
この日、一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会の東北連盟への加盟が承認。活動場所は楽天の関連施設で、火、木、土、日曜と祝日の活動を予定している。指導者は元巨人外野手の中浜裕之氏ら、楽天ベースボールスクールのコーチの中から選定される見込みだ。
野球、チアリーディングなど、球団が運営するスクールには現在2750人(うち野球は小中学生1750人)が加入しており、子どもたちを育成する下地は整っている。また、6日に楽天本社の傘下に入ることが発表されたサッカーJ1のヴィッセル神戸は、すでに中学生年代のチームを運営しており、そのノウハウも生かしていくという。
東北地方における野球競技の活性化、そして少子化などで野球人口が減少傾向にある中、野球人口増加の一助になればと設立された新チーム。さらなる地域貢献、野球界の底辺拡大へ、楽天が新風を吹き込む。