国内ＦＡ権を行使したオリックス・金子千尋投手（３１）が１０日、５カ月ぶりにブログを更新。「ファンの皆さんへ。。。」と題した記事の中で、現在の心境をつづった。

　進路についてコメントを避けてきた金子が、ファンに向けてメッセージを発信した。残留か移籍かについては「今も真剣に悩み、考えています」と記述。「自分の進路について真剣に考えることができるのは今で、一生に一度のことかもしれません」と、結論を出すにはまだ時間が必要であることを示唆した。

　先月末に骨棘（こっきょく）除去手術を受けた右肘は９日に抜糸が終わり、経過は順調。来季開幕に照準を合わせて、リハビリを続けている。

　瀬戸山球団本部長はこの日、大阪市内で取材に応じ、金子との交渉に進展がないことを明かした。７日に行われた松葉の結婚式で同席した金子に「来年の開幕は頼むよと言いました」と、改めて残留を要請したという。