オリ馬原男気!複数年も出来高も断った

 オリックス・馬原孝浩投手(33)が12日、神戸市内で契約更改交渉に臨み、5000万増の1億3500万円でサイン。交渉の中で球団から複数年契約の提案もあったが、自分の主義ではないと単年契約を選択。流行の出来高払いにも見向きもせず、おとこ気で来季もチームのために投げ続ける。

 馬原には邪心も計算も一切なかった。球団が用意した複数年契約の提案にも首を振り、自ら単年を申し出た。取得しながら行使しなかったFA権も頭にない。

 「このチームでやりたいと思った。(複数年は)これまでもやったことがないんで。インセンティブも興味ない。1年1年が勝負だと思っていますから」

 複数年も出来高も、チームメートからそのために投げていると見られるのが嫌だからやらないと言う。

 「チームが勝つこと。先発投手に勝ち星が付くこと。それだけを考えて投げたい」

 契約更改交渉では5000万増の1億3500万円でサインした。大幅アップに見えるが、実は昨季の年俸に戻しただけ。2012年に右肩を手術。同年オフ、ソフトバンクにFA移籍した寺原の人的補償でオリックスに入団したが、昨年はわずか3試合の登板に終わり、大幅減をのんだ。

 今季は見事に復活し、中継ぎとして自己最多の55試合に登板。それでも「数字的には振り返りたくない年」と満足はしていない。

 来季へ向けて「まだ良くなりそうな手応えはある。数字の目標はない。困ったら馬原という信頼の置ける投手でいたい。縁の下の力持ちで」。会見の最後もおとこ気で締めた。

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