巨人・原辰徳監督（５６）が１２日（日本時間１３日）、優勝旅行先のハワイで、ドラフト１位・岡本和真内野手（１８）＝智弁学園＝について、春季キャンプは１軍からスタートさせ、直々に指導する考えを示した。

　南国に広がる青空を眺めながら、原監督が“金の卵”の育成計画について語った。岡本は、原監督がその素質にほれ込んで獲得を熱望した逸材。１年目でキャンプ１軍スタートとなれば、巨人の高卒ルーキーでは０３年の長田以来となるが「十分にあるでしょう。われわれが思っている完成形は大きい選手だから、やみくもに最初から２軍でスタートしようというのはない」と断言した。

　指揮官の目の届くところに置くのかという問いには、「もちろん」と即答。キャンプでは期待の若手に対して直々に打撃投手を務めたこともあるが、岡本についても直接指導していく考えだ。

　岡本とは、１１月２３日のファン感謝デーで初対面した。その時の印象を「非常に純朴な、野球少年がそのまま大きくなったような。好青年だよ」としながら「今はボールを追いかけることで一生懸命だと思う。それはそれでいいんだけど、勉強するところはたくさんあると思う」と付け加えた。心技体すべての面で原イズムをたたき込み、その才能を伸ばしていく。