G原監督、由伸に“帝王学”伝授だ
巨人・原辰徳監督(56)が30日、来季は打撃コーチ兼任となる高橋由伸外野手(39)に、指導者としての“帝王学”を惜しみなく伝授する考えを示した。「(指導者としての)経験は彼より持っている。時にコーチ、あるいは選手という立場で指導する」と語った。
今季で通算7度目のリーグ制覇を成し遂げた原監督。来季はリーグ4連覇を目指すだけでなく自身の後継者育成という重責も担う。
すでに、高橋由とは来季に向けた話し合いも重ねている。「彼ともよく話はしているが、2人の自分があると思っておいてくれと言っている。選手、コーチ2人の高橋由伸がいると」。春季キャンプでは選手とコーチの“スイッチ”の切り替えをしながら、その役割をこなしていくよう助言したと言う。
高橋由の変化も感じ取っている。「どちらかというとマイペースや寡黙な性格が、コーチということになって、V旅行においても視野が広がり、周りへの言葉というものも少しずつ多弁になってきている」。後輩の成長を感じながら、その豊富な経験を引き継いでいく。