Gドラ1岡本入寮“娯楽”は携帯のみ
巨人のドラフト1位、岡本和真内野手(18)=智弁学園=が6日、川崎市のジャイアンツ寮に入寮した。阪神のドラフト1位・横山と同様の“裸一貫”での入寮。身も心も野球に集中する考えを示した。
午前5時に家族とともに奈良県を出発し、正午過ぎに寮に到着。初めての1人暮らしとなるが「入寮して、本格的にやるんだなという気持ちです」と、表情にやる気をみなぎらせた。
持参したものは「いるものだけ持ってきました」と、必要最低限の衣類と野球道具、そして携帯電話。気分転換に関しては「音楽を聴けばリラックスできるので、携帯電話があれば大丈夫」と語った。お気に入りの邦楽を携帯電話に取り込み、それ以外の娯楽は“封印”した。
入寮後は巨人の恒例行事となっている「素振り部屋」を見学。松井秀喜氏が長嶋茂雄氏の前で素振りをした部屋で、ボロボロの畳は昔のままとなっている。岡本はそこで数回、バットを振った。「歩いただけで畳のわらがつくくらいだった。ボロボロになるまでやるのはすごいと思いました」と、松井氏の努力の結晶に驚嘆した。
「1年目はケガをせず、自分のプレーをすること」。将来の大砲候補の、プロ生活がいよいよ始まった。