燕ドラ5中元、妻子と離れて寮生活
ヤクルトのドラフト5位・中元勇作投手(26)=伯和ビクトリーズ=が6日、埼玉県戸田市の戸田寮に入寮した。妻子持ちルーキーは、チームに慣れるため寮生活を選択。“単身赴任”で一家を支える決意を示した。
入寮には桃子夫人(26)と長男・颯真くん(3)を連れてきたが、寮に住むのはもちろん中元だけ。昨年12月下旬、家族とともに広島から寮の近くに転居したが、早くも別居する。新人でも妻帯者は入寮を免除されているが、「チームに慣れることが一番大事」と寮生活を選択した。
家族に会えるのは練習が休みの日ぐらいになるが、決意は揺るがない。「子供に『行かんといて』と言われましたが、うまくかわしました。洗濯とか身の回りのことは自分でやる」と語った。
変則的なフォームから最速145キロの速球とスライダー、チェンジアップを繰り出す左腕には、即戦力の期待がかかる。「自分次第で生活に影響してくるので、自分の力を出せるように頑張りたい」。一家の大黒柱は決意を口にした。