中日・谷繁兼任監督、後輩捕手に猛ゲキ
中日・谷繁元信選手兼任監督(44)が6日、横浜市内で自主トレを公開。背番号と同じ平成27年にプロ27年目を迎え、さらに27試合の出場で野村克也が持つ通算出場試合数の日本記録を更新する今季は、後輩捕手へのゲキから幕を開けた。
「すべてにおいて早く抜いてほしい。抜けるんだったら抜いてほしい。いや、とにかく抜けよ!って感じです」
4年ぶりのリーグ制覇を狙う今季、自らを脅かすライバルの影がちらつかない現状が何とももどかしい。その思いが強烈な叫びとなって口を突いた。
ただ、自身も昨年は打率・195と不振にあえいだ。「あの数字じゃダメでしょ。すべての数字を上げていかないと」。今オフはスタミナ強化に専念。今月は例年以上に走り込む予定だという。
「(今の心境は)昨年の今の時期よりもすごく前向き。やらなきゃいけないという思いがある。監督としては、とにかく一つでも二つでも上を目指したい。選手としては必要でありたいね」。昨年末から始動し、この日はランニング、キャッチボールなど約2時間のメニューをこなした。
『無上』。とにかく上へ。そのためにも後輩捕手の台頭は不可欠。追い抜かれて引退に追い込まれるなら本望。自らを鍛えつつ世代交代を待つ。